サンヨー SS−32の修理


ラジオ工房様 お世話になります。
サンヨー SSー32という5球スーパーを5年くらい前に整備済という個体を手に入れて時々使用しています。
しかし同調時に周波数が飛んだように度々なって同調が非常にとりずらいです、
整備した方に聞いてみたんですが同調コイルが劣化しているのでそれは治らない、と言われました。
なんとか使えるレベルに修理はできるものでしょうか?  

分解してみると いやにバリコンが傾いています。
受信してみると バリコンの羽根が半分くらい入った位置で雑音がして放送が途切れます。
オシロで測定してみても発振は正常のようです。
同調側のバリコンがガリオームになってるのかと疑いました。

とにかく バリコンの傾きを正常に戻す作業をしました。
更に ANTコイルの配線を外し バリコンのショートを確認しましたが バリコンは正常です。

部品が製造後60年以上経過していますので あちこち 接触不良が発生します。



整備状況は問題無さそうで、正常に動作していますが、同調時の雑音と不安定は大問題です。
バリコンの傾きは取り付けゴムの劣化ですが 新しいゴムを追加して 取り付けネジを締めなおししました。
ただこの時 気になったのはバリコンのアースの取り方です。
下記画像の如く 共通アース点のネジ(バリコンの取り付け用)でバリコンのアースが取ってあるのです。
正式にはバリコンのアースベロでアースしなければいけません。
どうも 前回整備した時に この配線を切断してしまったようです。

新品時は金属もピカピカでこれで大丈夫なのですが 何しろ製造後60年も経過している部品ですから、
これでは完全に動作するとは保証できません。
早速 アースベロから配線を伸ばしてアースしました。

更に 歪んだ状態で 長年使われていたようなので ダイアル糸が緩んでいます、これも苦労して新品に張り替えました。



 




上記バリコンのアース配線の拡大画像です。


この後IFTを455KHzに調整 目盛合わせもして 最終的にトラッキング調整を済ませて終了としました。

動作中のSS−32



SANYO サンヨー SS−32 回路図



2016年4月25日







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