スミダ無線のスーパー 掲示板投稿 始末記

面白い話題なので ここに纏めておきます

 

墨田無線 sp603型 6球スーパーの回路図を探してます。

 投稿者:JA3TVF 北村  投稿日:2013年 6月 1日(土)23時39分51秒
  内尾さん、皆さんこんばんは。
戦前のミゼット型ラジオの修理を始めました。分解しながら回路を確認しようと考えてますが、欠品しているツマミと回路図をご存じの方おられませんか。使用真空管は58、57、27A、27A、47B、12Bです。27Aは局発と検波に使われているようです。ブランドは伊予鉄道電気株式会社で昭和10年のラジオです。所有者が岡潔となっていました。所有者については、いろいろ調べましたが数学者の岡潔ではなさそうです。


管理人の注)
これは電燈会社が消費電力を測定するための試験表です。
販売元ではありません。
そのために設置場所と消費電力が記載されているのです。

当時は各家庭に電気メーターが無い時代で、勿論商店などメーター付の家庭もありました。
従量制(メーターあり)と定額制が混在した時代です。

メーターが無い家庭は消費電力により電気代が決められていました。
例えば 60W電球 1個で 月当たりいくらという時代です。


なお電力会社がラジオを販売した例も沢山あります。
これは消費拡大を兼ねた動きです。
その場合 独自名称のブランドを付けたり、販売元(電力会社)を明示するなどしてあります。





管理人の注)
凄くコンパクトにまとめてあります。
当時の日本製ラジオには見られないくらいの凄い設計です。
若しかしたら 外人が設計したのかもしれません。
エマーソンのラジオそっくりの外観と言い 少なくともアメリカ製をまねた形跡が高いです。
真空管は日本製ですし・・。
特にIFTはその構造と言い 日本製とは思われない出来栄えです。
若しかしたら この部分は輸入品かもしれません。
シールドケースも日本製では見かけない形です。
 

 

















管理人の注)
アンテナコイルの巻き数は5回程度だそうですが、多分アースアンテナ使用で焼き切れて、
巻きなおしたのでしょう。
20〜40回くらいは必要なので、もしかしたらこの位置にハネカム巻がしてあった可能性もあります。
(数mHのハイ インピーダンスという意味では無い、 数十μH)
ただ発振コイルとアンテナコイルを同軸上に巻くのは本来なら感心しません。
コイル間の干渉でトラッキングがずれてると発振停止になることがあります。
しかもIFが175KHzとすると 周波数が近接しているので注意が必要です。

なお戦前のラジオは原則 屋外にアンテナを正規にアースを引いて使いました。
戦後 アースアンテナが流行しました。
これはアンテナ端子にアース線を接続するものです。
電波は電灯線→(この間は浮遊容量)シャーシ→アンテナコイルのアース→アンテナコイルのアンテナ端子→アース線で正常に受信できるのです。
正規のアンテナより悪いのですが、スーパーなら十分実用になりました。

雑音防止の為か AC回路とシャーシ間にコンデンサーを入れることが多くなり。
当時はlコンデンサーの品質が悪く リークが甚だしかったのです。
この為電灯線→シャーシ→アンテナコイルの1次側→アース線(普通は水道管の鉛管の接続)と電流が流れ、コイルが燃えるのです。
コンデンサーのリークの程度により こんがり焼けることも ボビンまで黒焦げになることもありました。





管理人の注)
どうも この作り方は良くできすぎています。
アメリカの輸入品を使ったのではと想像しているのですが・・。




修理体験記は北村さんのブログをご覧ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/d8000023/folder/1229875.html?m=l


昭和9年9月号の無線と実験広告。

形名 SP−603 使用真空管が同じです。


昭和11年1月号 無線と実験
11年になる会社名がスミダ電機に変わっています。
何時変更になったかは 無線と実験を丹念に調べれば判明するでしょうが、10年8月にはスミダ電機の製品として販売されていたことになりますので、
それ以前の改名でしょう。

広告を見ると 11年でも使用真空管は同じなので、この当時流行のエアープレンダイアルに変更しただけかもしれません。
真空管だけから見ると 時代遅れのラジオなので あまり売れなかったかもしれません。
別の見方からすると 普通の真空管なので 保守を考えると便利だったかも。










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