tokyo denki 製 真空管ラジオの修理

ラジオキットを組み立てた物のようです。
分解してみると ダイアルの指針がありません。
当然のことに糸もありませんでした。
素人が組み立てて 使用後更に誰かが破壊した物のようです。


シャーシ部分をキャビネットから取り出したところ。




シャーシの背面写真。
ヒューズが90Vの位置に入れられていました。
アマチュアー自作の受信機ではよくあることです。
その為か、真空管が劣化していました。
6BE6は交換しないと、感度がどうしても落ちるので、これは交換することにしました。
他の真空管も多少劣化していますが、何とか動作します。


修理前のシャーシ内部。


マジックアイのベースがぐらぐらしていて、動作不安定でした。
一旦分解し、組み立てます。



ベースのピンの半田を除去し、先端を磨きます。
その後 元通りにリード線を通して、半田付け。
ベースとガラスは接着剤で固定します。



半田付けし、修理完了したマジックアイ


修理完了後のシャーシ内部。
ケミコンは大丈夫でした、ペーパコンデンサー類を交換して完了。
なおACケーブルは 安全のため新品に交換しました。


シャーシの糸かけの様子。



指針も手持ちのラジオから移植し、指針部分は自作しました。
このような部品の欠品は困ります。
キャビネットとの整合性もあり、この作業だけで半日近くかかってしまいました。


動作試験中のラジオ。
マジックアイは薄く輝きます。
最近は高価なので、これで我慢いただくことにしました。


シャーシをキャビネットに組み込んだところ。
ヒューズの位置に注目ください、100V側に修正済みです。



スーパーの詳細はこちらをご覧ください。

2009年1月26日





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