ナショナル R-4D3 4球真空管ラジオの修理

北海道 音更町の中村屋miueandnakamuraで買ったラジオが修理に来ました。
この方は http://radiokobo.sakura.ne.jp/G/naze/auction2.html で注意喚起しているのですが、ついつい購入する人がいるようです。
しかし 自分も 現物を見るまで ここまで酷い修理をする人とは思いませんんでした。
生まれてから1,000台以上修理してきましたが ここまで酷いものは初めてです。
それも程度が酷すぎます。
修理というより 壊してあります、後で気がついたのですがヒューズも5Aが使われているなど 電気屋として信じられない修理がされています。
もし本人がこの文章を見て 当方に間違いががあればどうぞご指摘ください。
正しく 訂正いたします。

ネットでこの機種の修理体験記を調べてみたのですが どうも納得できる記述がありません。
非常に珍しい 回路なのに 触れられていない物もあります。

知識が無い人が無茶苦茶修理を試みて 不完全品を完動品として販売したこととあわせ 
参考にしていただくため ラジオ工房の修理体験記としては より詳細に記述しました。 


今回のもの(危険で通電できないもの)より だいぶ程度は良いのですが 酷い修理の2台めがやって来ました。
ヘルメス57です、参考にしてください(2015年10月9日 追記)。 


シャーシ内部の様子

このラジオは昭和13年頃に作られたラジオだそうです。
製造後77年を経過しようとしています。
77年を経たペーパーコンデンサーが使えないことは ラジオ修理を経験した人なら常識です。
この常識がない人が修理したのですから 目も当てられません。

さらに悪いことに このラジオは半固定バイアスという 特殊な方式を採用しています。
この方式のラジオは1000台に1台くらいしかありません。
原理的に殆ど知られていないのです。

ただAC DC共用の電池式のポータブルラジオでは この方式が殆どです。
 半固定バイアスに興味の有る方は 

拙著真空管スーパーラジオ徹底ガイド」57 58の両ページを御覧ください。 


半固定バイアスの特徴は
@出力管のカソードはアースされている。
A平滑用のチョークはB巻線のマイナス側に入れられている。
Bチョークの電圧降下を利用して グリッドバイアスを作成 抵抗で分割して 最適なバイアスを得る。
この電圧を抵抗経由で 出力管のグリッドに供給する。
この方式を知らずに修理すると どうなるかは 悲劇そのものです。

今回最も驚いたのは2A5のグリッドへの結合コンデンサーのリーク(半端ではない)とガリッド回路の−電圧(抵抗で分割したバイス電圧)のショート、
カソードは当然 アースですから 0電位です。
これでは出力管のプレート電流は流れ放題です。
普通なら出力管が劣化するか トランスが焼けるかのどちらかでしょう。

それにいざという時 電源を遮断するヒューズは5Aが使われているのです。
これではトランスが焼けるまでヒューズは働きません。
普通は1A 多くて2Aが良い所です、知識が無いのでしょうね、危険な話です。 



幸い 今回は 整流管80がエミ減だったから良いようなものの 火事になるところでした。
無知なのか 無責任なのか とても信じられません。

さて修理です。
修理前の痕跡を想像しながら オリジナルの回路を推定してゆきます。
ここで悩ましいのは左端のAFCです。
検波管57のプレート負荷だったのか 電源の平滑ようだったのか 区別がつかないのです。
現状では平滑回路に使われています。
大きさから想像すると 平滑回路でも良さそうで、直流抵抗値は約800Ωです。
念のため 配線を外して インダクタンスを測定してみました。
30Hでした、これなら 平滑回路用と考えて間違いないでしょう。 検波管のプレート負荷なら100H位は合っても良いはずです。

オークションの説明文を入手 (2015年8月11日追記)
出品者の説明文  ・・ 「大好評 !! 厳重梱包・日本全国送料無料 対応中 ・・     整備済み完動品、スタイルの良いナショナル製のオールドな真空管ラジオです。
同系色のオイル・ステンの塗布により 木目を生かした外装ケースの程度の方は、裏蓋が欠品している等 年代経過による多少なりの使用感は有りますが、
3個のダイアル・ツマミも有り 状態の良い機器と成っています。
使用真空管は UZ-58 / UZ-57 / 2A5 / KX-80 ( 全波整流管 )」のオールドなST 合計4本と成っていて、
スピーカーもオールドなフィールドコイル式スピーカーと成っています。
ダイアル操作の方は ケース左側に「電源スイッチ」、そしてフロントの左側から「音質2段切り替えスイッチ ( 連動する3個のパイロットランプが取り付けられています /
低音時
: 左右2個点灯・高音時 : 中央1個点灯 ) / バリコン駆動用 / PU切り替え付き音量ボリューム」と成っています。
なお、今回の主なレストア作業に付いては「安全を考慮して電源コードの交換 / ブロック電解コンデンサーがNGだった為、
これを取り外し
空きスペースに2個中継ラグを取り付け「22μF 450V ×3 ( NEW )10μF 50V」を取り付けて状態復帰 /
整流管のソケット内部が「火花ショート」していたので、状態の良い手持ち品と交換 /
音質が悪かったので、高周波増幅管のプレート部に「マイカコンを取り付けアース」して状態復帰 /
NEW
3個の2,5V用パイロットランプの交換 /
何故か 入手当初から「音質切り替えスイッチ」が動作せず 誤配線だったので ( 本来、音質調整コンデンサーも2個の筈が、1個のみの取り付け ) /
バリコン等の各周動部にオイル・メンテナンスの実施 / 等・等々」として完動品とした次第です。
シャシー内部もクリーニング済みとして ボリューム&スイッチ系にガリ音ナシでの整備済み完動品、スタイルの良いナショナル製のオールドな真空管ラジオは如何でしょうか ・・・。
ちなみに大きさは 40cm / 高さ 25cm / 全奥行き 22cm、重量 凡そ 8Kg と成っています。
( 3枚目の写真は、本機の内外部、そしてシャシーの内外部をチェック&クリーニング中に写したものと成っています。 ご了承下さい ・・ )
ラジオ工房の解説 @ 音質調整調整は修理時 この文章が知らされていなかったので 周辺回路から推定して修理しました。
100μFのコンデンサーが組み込まれていますが 全くの間違いです。
A「音質が悪かったので、高周波増幅管のプレート部に「マイカコンを取り付けアース」して状態復帰」
ありあわせの部品を組み込んだらしく 1000PFの物が組み込まれていました、これも常識はずれ。
B整流管80は完全に劣化していた 修理後のB電圧の測定さえしていないらしい。

また ソケット内部が「火花ショート」の件は 無理な電流が流れたためで 原因を理解して対策しないと同じことが起きる。
電源の修復の根本的な間違いが 今回の最大の問題点です。




半田付けも下手くそです、ケミコンのマイナス側の半田が外れていました。
また 右端の缶タイプのペーパーコンデンサーにも配線されています。
ピッチがはみ出している状態なのに何を考えているのでしょうか?。
知識がないとしか言いようがありません。

上記の画像にあるように 3つ有るケミコンのマイナス端子が1つにまとめられ アースされています。
(実はこの配線が輸送中に 外れていた)これは半固定バイアスを全く知らない人が修理した証拠です。
上記の配線を確認するために調査した回路図です。



怪しいと思ったので配線を順次 記録してゆきました。
450V 22μFのケミコンの配線が間違っています。
それだけでなく極性も2個間違っています。
この状態で通電すると 2個のケミコンには100V近くの逆電圧が加わります。
整流管が惚けた一つの原因かも。
バイアス回路は何故かジャンパー線でショートされています。
上記を回路図にしたところです。


ジャンパー線でバイアス回路がショートされているので、
グリッドにはマイナス電圧が加わりません。
さらに 0.01μFの リークで グリッドには+電圧が加わります。

X印を付けたケミコンは極性が逆に組み込まれています。



下記画像は たまたま同封してあった缶タイプのコンデンサーです。


普通 このタイプのコンデンサーはマイナス側は缶側に接続されています。
+側のみ端子が出ているのです。

画像で見ると端子のだし方が普通のものと異なることが判ります。

半固定バイアス方式の場合 
プラス側は3個とも B回路にまとめられるのに対し、
マイナス側がシャーシ、フィールドコイル チョークにそれぞれ別れるのです。
端子の出し方にも半固定バイアス方式のコンデンサーであることが判ります。

更に 怪しい部品

古いペーパーコンデンサーが沢山残っているので とりあえず2A5のG1の電圧を測定してみました。
ケミコンテスターで230Vの電圧をB回路い加え 2A5のグリッド電圧を測定してみると なんと 110Vも有ります。
ここは0Vでなければいけません、この電圧は想像を絶する値です。
ペーパーコンデンサーの不良を示しているのです。




ついでに 出力管のカソードをみるとアースされています。
配線の様子から これがオリジナルと思われます、いわゆる半固定バイアスです。
しかし 500KΩのバイアス抵抗を見ると 片側がアースされています。
ということは出力管にバイアスがかかっていないことになります。 (後刻 調べたら バイアス分割抵抗500Kと100Kで分割された中点がアース端子とジャンパー線で接続されていました)
カソードがアースされている時は グリッド抵抗はバイアス回路に接続され マイナス 十数Vの電圧が加わっていなければ駄目です。

半固定バアイス方式を知らない素人が無茶苦茶に修理したようです。
出力管が無バイアスで働くと 電流が過大に流れ 最悪トランスが断線することさえ有ります。

今回の場合 無バイアスに加え 前段のプレートからの結合コンデンサーのリークで100Vちかい+のバイアスが加わりますので、
想像以上の電流が流れたでしょう。

心配になって 真空管を調べたら 2A5は大丈夫で 整流管の80が全くのエミゲンでした。
これで電源トランスや スピーカーのコイルが焼けなかったのかもしれません。
整流管のソケットから火花云々の記載も あるいは電源回路の異常からきたもので、無理な通電で整流管80が惚けたのかも。




ラジオ本体の前面

ダイアルが 途中で止まるとの情報がありましたので 調べてみました。



スタート 位置が狂っていて  ダイアル表示も無茶苦茶です。
バリコンの羽根が抜けきったところで ダイアル表示は途中です。
全然 修正もしていないようです。



矢印のネジをゆるめて 指針の0スタート位置の調整をします。
ところが 周りの金具に引っかかって いやはや微妙でした。
想像以上に 調整は苦労しました。



上から見た ラジオシャーシです



バイアス関連の配線

半固定バイアス 方式は間違いないと思われるので 出力管付近の部品を取り外してみました。
下記 画像はオリジナル状態です。



500KΩのバイアス抵抗と G1の結合コンデンサーを取り外しました。

ところが この500KΩのバイアス抵抗の接続先(中点になるところ)がなんと 黒いビニール線でアースされています。
どうも半固定バイアスを知らない人が修理して この部分をアースしてしまったようです。







大部分のコンデンサーを外したところ

右端の缶タイプのコンデンサーにも配線してありました、何を考えて修理したのでしょうね。
それと3つのツマミのうち ?のついたスイッチの働きがよく判りません。
少なくとも2回路あり、1個はパイロットランプの切替、もう1つは音質切り替えらしいのですが、
音質切替と思われる端子には100μFのコンデンサーが接続されています。
このラジオが作られた時代は 大容量のケミコンが有りませんので、明らかに誤配線と思われます。



音質調整の部分は原回路が全く判りませんので、実験で値を決めました。
0.68μFのコンデンサーを直列に接続し、0.34μFとして組み込みました。




なお 450V 22μFのコンデンサーが3個使われています。
アース端子が3個ともまとめられ アース線に接続してあったようですが、輸送中に外れたままになっていました。
アース端子が 浮いた状態。
ただこの接続は半固定バイアスでは 基本的に間違っているのです。
原理を知らないで 修理すると このような無茶な修理法になります。
(2個には逆電圧が加わる)



交換した部品







修理完了

当方に修理に来たシャーシ内の状況から AFCは単なるチョークインプットではなく、コンデンサーインプットと思われました。
今回は チョークインプットで修理したので 念のためコンデンサーインプットで実験してみました。
その結果。
チョークインプット:B 出力200V
コンデンサーインプット:B 出力255V
でした、音量は全く変わらないので 電圧が低いほうが良いと考え チョークインプット方式のままとしました。
オリジナルの回路では入力コンデンサーはせいぜい数μF だし、今回22μFと大きいので この方がより安全でしょう。
余った22μFのコンデンサーは黒い10μFのコンデンサー(少し劣化している)の代わりに使用しました。

高周波回路は変更されていませんので ペーパーコンデンサーを交換する程度で修理出来ました。
検波コイルは分解してみませんでしたが 固定再生(ミゼットコンデンサーが使われていない)のようです。 再生調整は固定のようで 微妙に調整できません。
そのため  感度は程々で SSGで測定してみると40dBの信号がかろうじて受信できます。
想像以上に高感度です。
スーパーにはとても及びませんが 並四よりはだいぶ上 放送局123号よりはだいぶ感度が悪そうです。
本当なら58 57 2A5 80の高1ですから放送局123号と同じはずですが 
この機種は陽極検波を採用していて 更に再生が最大に効かせられないのが原因で、感度が低いのです。
なんとか修理出来て良かったです。
このように 素人が無茶苦茶に修理したものは 修理が大変です、
今回の機種のように特殊な回路だと 試行錯誤も加わり 数倍の時間がかかリます。




電源回路の配線図です。
オリジナル状態ではトランスのB巻線の中点にもコンデンサーが入れられていたようです。
実験の結果 音量には変わりがないので よりB電圧の低い チョークインプット方式としました。






修理を終わって

@ このような酷い完動品の修理は初めてです、良くここまで 無茶苦茶に壊したなというのが感想。
  ここまで酷いものは誰にも真似できないでしょう。
A ペーパーコンデンサーのリークに対する認識が全くない。
  このリークにより 2A5のグリッドに飽和する程度の高いプラス電圧が加わります、無謀そのものです。
  更に 出力管のカソードはノーバイスです。
B缶タイプのコンデンサーも 使われていた 良否を判定して使うべき
C ヒューズに5Aの物が使われている、危険極まりない
D 電源回路の知識が無いのか ケミコンに100Vちかい逆電圧を加えている


この業者のラジオは危険です、購入しはいけません、基礎知識が全く無いです。
このラジオは整流管80が正常ならトランスから発煙するか 80がダメになるか でしょう。
出力管をノーバイアスで動作させるなどとんでもない(さらに結合コンデンサーのリークでプラスバイアスが加わる)。
危険から保護すべきヒューズまで5Aですから無茶苦茶です。
基本的電気知識が無いのに整備して 完動品として販売しているのです。
もしこの記述が間違っていると思ったら、同じ回路を組んで確認してみてください。
(ただしトランスが焼けるおそれがあるので、臭ってきたらすぐ中止すること)
これはケチをつけているのではありません、危険を指摘しているのです。

最初の指摘以降 このお店のラジオの修理依頼がないので 反省し 改善ていると思ったのですが 
最近の出品物にラジオ工房の悪口を書くようではどこまで信じてよいか。
まず反省して欲しいです
(まじめに整備したシャーシ内部の画像を公開すること、悪口の削除)

ラジオ工房掲示板に 木下さんから
「貴方の批判の仕方も相当悪いです。
調子に乗って襤褸が出る前に改善しておいた方が良いと思います。」
とまで投稿する人までいるので 誤解の無いよう より明確に書いたほうが良いと考え、この文章を追記しました。


 音更町の方への苦情はこんな方のホームページにも掲載されています、
経験者は竹内さんや当方だけではないのです。




この方は 修理技術はしっかりした方のホームページです。

「昭和レトロ電器のホームページから」
このホームホームページはhttp://radiokobo.sakura.ne.jp/G/repair/national-AH-610-2.html
の修理をきっかけに 偶然見つけたもので 面識はありません。


関連する 下記番外編もご覧ください。



番外編(2016年9月10日)

ラジオ工房掲示板に 北海道の木下さんからこんな書き込みがありました。
色々 調べてみると このリサイクルショップの出品説明にラジオ工房の記述があることが判りました。
ここで同業者と呼ばれていることが判明しました。
こんな危険な修理をするまるで骨董屋さんのよな方と同業者とは呼ばれたくないですね。
下記に掲示板のコピーをそのまま転載します。
   
   

うーん・・・

  投稿者:木下  投稿日:2016年 9月 6日(火)22時53分55秒
  最近このサイト見てて不愉快になります。 特にオークションの所、あまりにも同業者を叩きすぎると「ああ、心が狭いんだな。」と感じますよ。 時代が終わっている需要の無い”趣味ゴミ”を何とか修繕しているんだから、情報が曖昧になるのは当たり前、まあ叩かれる側も悪いんだろうけど貴方の批判の仕方も相当悪いです。 
調子に乗って襤褸が出る前に改善しておいた方が良いと思います。
   

re: うーん・・・ 

 投稿者:梅田  投稿日:2016年 9月 7日(水)00時25分3秒
  木下さん、
あなたが、

>時代が終わっている需要の無い”趣味ゴミ”を何とか修繕しているんだから

と書かれている文を私なりに解釈すると、「趣味ゴミ」だから、ほどほどに修理して
もいい、ということですね。

ですが、「修理」というものは、「もとに戻す」事を云うのではないですか。

たとえば2バンドラジオで、中波も短波も聞こえないラジオを修理するということは、
中波も受信でき、短波も受信できるようにすることではないでしょうか。
それを、中波だけ受信できるようにしたから、これで我慢せいと修理人が云ったとすれば、
その修理人の腕を疑いたくなりますね。

ボランティアで、無償で修理をしているならば、依頼人も多少の我慢は必要でしょうが、
少なくともお金を貰って修理している以上は、きちんと修理すべきですし、もしできないならば
その旨を依頼人に伝えて修理を断るべきでしょう。

内尾さんのサイトにある「続オークションに寄せて」にでている実例は本来ならば、最初に修理した人は、自分では出来ませんといって依頼人に返却すべきものを、生半可に修理した結果、
内尾さんが最修理するはめになったものです。

ですから、最初に修理した人は、自分の技術の無さを恥じるとともに、それを救ってくれた内尾さんに大いに感謝するとともに、分不相応な修理には絶対手を出さないという覚悟をすべきです。

世の中には、自分が不利になるかもしれないのに、相手の間違いを指摘してくれる人は貴重です。
なぜならば、そうすることによって、却って逆恨みされて、逆に誹謗中傷されることがあったりしますから。
「良薬は口に苦し」
とよく言いますが、この諺は実は続きが有って
「良薬は口に苦けれども、病に利あり。忠言は耳に逆らえども行いに良し」
というものです。
人の忠言(忠告)はそれを云われた方は、「むっと」するかもしれませんが、しかしそれについてよく反省することによって、以後の行動がより正しくなるものです。
内尾さんに批判された人は、そのことをかえって喜ぶべきです。

http://www.cam.hi-ho.ne.jp/munehiro/index.html

   

re:うーん・・・ 

 投稿者:竹内6EH7  投稿日:2016年 9月 7日(水)07時34分33秒
  木下さん おはようございます。私は真空管ラジオの自作を楽しんでいる元ラジオ少年でありました老人です。私は昨年この出品者の商品を落札しました。商品説明は虚偽の塊で商品は滅茶苦茶でした。経過は私のホームページにアップしてあります。

 木下さんはこの出品者から落札し商品を見たうえでのご投稿ならば是非ご紹介ください(小生のHPにも掲示板があり画像貼付もできます)。逆に落札もしてないようでしたら実物を落札されれば小生の言っていることも納得されると思います。

 ヴェニス製ラジオのページ : http://sin454.life.coocan.jp/page150.html

(プロバイダーのサーバー名が来月から変わりますが新サーバー名です)

新サーバー名 http://sin454.life.coocan.jp/

   

re;梅田竹内6EH7

  投稿者:木下  投稿日:2016年 9月 7日(水)07時43分25秒
  これから学校行くんで短文でしか返信できませんが・・・まあそうですよね、失徳学生がここの掲示板に足を踏み入れたのが間違いでした。すみませんでした。  一応ツイッター張っておきます。

https://twitter.com/yokunakisekai

管理人の注

上記のリンク先が削除されたようです。
木下さん 自身 この書き込みが 不適切と判断されたのかもしれません。
ツイッター内で 今回の投稿が「不適切、その上途中で逃げ出した」と非難されていた様子です。
(2016年9月23日追記)。

   

Re: うーん・・・ 

 投稿者:内尾  投稿日:2016年 9月 7日(水)08時50分17秒
  お早うございます。
異議申し立てがありましたか、色々な意見の方がいますからね。
泥棒にも3分の理とも言いますから。

具体的に どの文章が気に入らないか指摘ください。
別に匿名で公表しているわけでもありません。

当方は 騙される人があまりに多いので 注意喚起に記載しています。
木下さんの言い分だと 騙せれる人が悪いみたいに聞こえますが。
少々の 問題ではこのページに公表しません。
見るに見かねたものだけです。

それでも 公表が悪いと言われても困ります。
   

Re:内尾さん 梅田さん

  投稿者:木下  投稿日:2016年 9月 7日(水)17時47分58秒
   返信遅れました。
>具体的に・・・文章が気になったのではなく、全体的に気になってしまっている。
”少々の問題ではこのページに公表しません。見るに見かねたものだけです。”
 このように、反対する(自分が気に食わない)勢力に対して、「公表する・嘲る」等の攻撃的姿勢(僕もそうだが)で会話を進める所です。
 攻撃的な文章は、発言者に賛同する人は快く思う事ができますが、中には必ず快く思わない人も存在します。 まあ今回の件で、僕の尚早な意見を押し通すのは無理がありますけどね。
 一人のファンとして、勝手に内尾さんへ”柔らかなイメージ”を押し付けてしまっている自分が悪かったと思っています。

>騙せれる人が悪いみたいに聞こえますが・・・訂正した方がいいですよ・・・。

 梅田さんへ・・・「良薬は口に苦けれども、病に利あり。忠言は耳に逆らえども行いに良し」等の便利な諺は、簡単にブーメランに使用されるので、気をつけた方が良いと思います。

 趣味ゴミ発言について・・・不快に思われた方々、すみませんでした。

 竹内6EH7さんへ・・・ブログ紹介有難うございます。 今後の勉強に役立てます。

 最後に・・・The boughs that bear most, hang lowest. とも言いますように、今回の発言のように、謙虚になれなかった自分は、まだまだ勉強不足だったのだなと反省しております。
   

Re:内尾さん 梅田さん

  投稿者:内尾  投稿日:2016年 9月 7日(水)19時59分34秒
  困りましたね、文章の書き方が悪いと言われても。
表現方法が 気に入らなければ 当方のホームページは読まないようにお願いします。
当方はこの程度の表現能力しかありませんので。

オークションによせては 多くの方に支持いただいています。
役立ったという方が多いです。

特に音更町のリサイクル店の場合被害品を直接 再整備しました。
酷いものでした、中でも今にも火を吹きそうなものまでありましたから、
でも 最近は改善しているかもしれませんね。

木下さんは北海道の方のようですから 一度 音更町のお店で購入してみては如何ですか。

まさか お店の関係者では無いですよね。
 

   

Re:内尾さん 梅田さん 

 投稿者:梅田  投稿日:2016年 9月 7日(水)23時25分31秒
  > 梅田さんへ・・・「良薬は口に苦けれども、病に利あり。忠言は耳に逆らえども行いに良し」等
>の便利な諺は、簡単にブーメランに使用されるので、気をつけた方が良いと思います。

「等の」というのは、他にどんな諺のことでしょうか。
そして私の書き込みにどのようなブーメランが戻ってきた、あるいは来るのでしょうか。
浅学非才の身ですので、宜しく御教示ください。

なお、

>僕の尚早な意見

とありますが、「尚早」というのは、「そのことをするには
まだ早すぎること」と『広辞苑』にあります。、
木下さんはなにを以て「尚早」と言われているのでしょうか。
なにが「早すぎ」たのでしょうか。
合わせて御教示いただければ幸いです。


http://www.cam.hi-ho.ne.jp/munehiro/index.html

   

同業者

  投稿者:内尾  投稿日:2016年 9月 9日(金)14時14分51秒
  先日 木下さんの書き込みに同業者の悪口 云々という表現がありましたが、
自分は同業者とは思っていないので 不思議に思っていました。

こちらはラジオを修理して60年の経験があります、アマチュアーと思っていますが、ラジオ修理が趣味で沢山扱ってきました。

然し 少なくとも 音更町の方は 同業者と思っていません。
また競争相手とも思っていません。
幼稚園児程度の技術力しかない人にライバル心を持っても仕方がないでしょう。
また当方は彼のように 沢山のラジオを販売しているわけでもありません。

この方は商売人かも知れませんが 知識もなくラジオをいい加減に復元して完動品ということで販売しているに過ぎません。
ラジオ業者なら 少なくとも安全にラジオを修理をしてもらいたいものです
これができなければ いくらなんでも業者とは言えないでしょう。

彼の修復したラジオがあまりにも危険なので注意喚起しているだけです。


なぜこのような書き込みをしたかというと 下記に こんな記述があるのです。
本人のオークションです。

( 8 ) 最後に、運営持続が終末下の為 同業者商品のアラ探し、そしてケチを付ける事が本業に成り下がった【 ラジオ工房 】からの質問と入札は固くお断り致します ( アラ探し、そしてケチを付ける事に至っては、【 ラジオ工房が退化 】している証です。 奢る者は 現状維持 若しくは退化の一途を歩み、常に「99%の努力と1%の閃き ( 発明王 エジソンの言葉 )」が有る者は 日々進化して行きます。 進化の道 退化の道 その選択肢は自由ですが、やがて訪れるであろう その結末は 【 ラジオ工房 の自己責任 】とすべきでしょう ) ・・

更に知りたい方は下記をどうぞ。

http://page21.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/j402828635
   

修理と修繕について

  投稿者:JA4FHB  投稿日:2016年 9月 9日(金)15時38分53秒
  ラジオ修理や家電修理の「修理の意味について」一言、余計なお世話かもしれませんが!

 私が所属している職場ではISO活動を実施しておりその活動の中で修理・修繕を次の様に区別しています。

 修理とは、理にかなったようにする(直す)ことであり、原因を調べて再発防止するような処置をいいます。
一方、修繕とはつくろう(繕う)ことでありその原因を追求せずに壊れた部品だけをとりかえるようなやり方をいます。

 例えば極端な話し、ある抵抗器が過熱して焦げている場合、焦げている抵抗器を抵抗値が同じで、W数が大きく
たとえ発熱しても焦げないような物に交換する場合と、過熱の原因を徹底調査して、原因を取り除き、元々使用
されている物と同じ物に交換する場合の違いであります。
 どちらが適切かは誰でも判断できると思う。

 古い真空管ラジオ等を直す場合は、それが製造された時期の部品は新品の状態での入手は不可能に近いため、
代用品や同等品で対応する事になりますが、安全性をどのように考慮して手直しするかは人それぞれですが、
その物を他人に使用させる場合はリスクの影響範囲を頭に入れる必要があります。
   

Re: 同業者

  投稿者:中島  投稿日:2016年 9月 9日(金)15時48分40秒
  今、朝の連ドラにアカバネ電器製造という粗悪品を製造している電器メーカーが
出てきますが、あれと重なって見えてしまいますね。
あんな文章をオークションに記述して、自己の信用度が上がると思っているなら
お笑い種です。
   

Re:修理と修繕について

  投稿者:岩渕  投稿日:2016年 9月 9日(金)17時08分41秒
  私もJA4FHBさんの意見に賛成と言うか同じ考えです、昔家電屋時代に家電修理を
主に携わってきましたがメーカーでの修理教育は「安全」でした。修理とは安全に使えない
(壊れた、調子が悪い)電化製品を安全に使って頂けるようにすると言う事で「修理した
製品に一定期間安全を保障しなければならない」と教えられました。

もちろん保障するのはメーカーで万が一使用していて損害をお客さんに与えた場合、販売店
に代わってメーカーが保証します、之は現在でも変わりなく私が携わっていた頃よりもっと
厳しくなり、ご存知かもしれませんがP社(元N社)の石油暖房製品など数十年経った今でも
回収のPRをしています

この考えは製造メーカーとしてもっと厳密になり同じ型のコンピューター基板を製造する時も
安全を強く望まれる顧客に納める場合は部品から製造方法に至るまで故障し難い基板造りを
しました

この様に販売、製造に携わってきた者として私個人として使用するものは何でも修繕して
しまいますが他人から修理を依頼された場合は私個人で万が一の保証ができませんので買い替えを
勧めています
   

Re:修理と修繕について

  投稿者:内尾  投稿日:2016年 9月 9日(金)22時19分15秒
  今晩は

修理と修繕の定義は知りませんが どちらにしてもラジオといえば、
正常に受信できること しかも安全は大前提ということです。

特にAC電源のラジオは 音更町のリサイクルショップのような修理をすると火事の危険性があります。
こういうのは 我々ラジオ仲間は 「骨董屋さんの修理」 「少しでも音が出れば完動品」と言って馬鹿にしていました。
骨董品として 見るだけの商品として売ればよいのです、完動品などというのが間違いです。

さらに
同業者のアラ探しなどと言ってほしくないです。
それにあのようなラジオを入札などするわけがありません。

真空管ラジオは少なくともまだ500台はあります、もう欲しくないです。
処分しろと家族に責め立てられているのですから。

久しぶりに オークションを覗いて 同業者の表現に いささか怒っています。
 

   

Re:修理と修繕について

  投稿者:梅田  投稿日:2016年 9月 9日(金)23時43分0秒
  音更町のリサイクルショップは本当にラジオのことが判っているのでしょうかね。


>スピーカーはオールドな馬蹄式スピーカーと成っています

というのは、素人向けに書いたのかもしれませんが、ひょっとするとマグネチックスピーカー
の事をまるっきり知らないのではないかと思えてきます。
古いラジオのことを碌に知らないで、修理したとはよく云えたものだと思います。
せめて、「ラジオ温故知新」のPDFファイルを熟読玩味してから、修理をしてもらいたい
ものです。

http://www.cam.hi-ho.ne.jp/munehiro/index.html

   

Re:同業者

  投稿者:岩渕  投稿日:2016年 9月10日(土)09時25分4秒
  おはようございます

しばらく頭を冷やしてほしいと思い別の話題振ってみたのですが、あれから投稿されませんね
しかし「同業者」とは驚きました。本当にこの掲示板やWebページを以前から見てこられた
方なのでしょうか?

それにしても内尾さんのコレクションはすごいですね真空管ラジオだけでも500台以上ですか
私など足元にも及びませんが最近また処分に付いて考えています、以前の処分は結婚の時で
それまでコレクション(集めていた)コミック、プラモ、無線関係の雑誌(CQ誌)など
一挙に処分し次に実家を離れた際に無線のタワー、アンテナ、無線機、この段階で其れまで
持っていた物のほとんどを処分しました。

それが此処にきてまた集めたものが所狭しと置かれ家族から「自分がいなくなったらどう
するの」と言われ始めました。確かに家族にとっては私のコレクションを処分するには
恥ずかしい物が有りいやだそうです(特にフィギュアはまずいみたいです)
   

Re:同業者 

 投稿者:倉島  投稿日:2016年 9月10日(土)10時36分35秒
  皆さん、今日は。

話題のオークションページだけでなく、どうも商品ごとにコメントが違うようです!!
あきれて何も言えなくなってしまいましたが、ヤフオクの規定を読んだ方がよいのでは。
出品されているラジオがかわいそうです。
   
   
   

これが記載した出品物 

整備済み・完動品 !! メーカー不明 ビンテージ 真空管 ラジオ

―― トラブル防止の為、最後までお読み下さい ――

 商品説明 ・・・  整備済み、そして完動品なるメーカー不明のビンテージな真空管ラジオです。
 当方に於きましては 商品に再度の命を与えるべく入手当初のままの状態でレストア復元 ( 電気的外科手術 ) を施し 商品の新たなる社会復帰を願ってオークション出品とした次第です。 その様な事で、オリジナル品を絶対追及し 他のラジオの共存を認めない「器の小さな【ラジオ工房】」からは大批判を賜る商品かもしれませんが、当商品の出品に対してご理解とご了承の程を宜しくお願い致します ・・。
 
同系色のオイル・ステンの塗布により 木目を生かした外装ケースの程度の方は、入手当初 年代不相応なダイアル・ツマミが取り付けられていたので、同等な3個の代用ツマミを取り付け、又 裏蓋が欠品している等 年代経過による多少なりの使用感は有りますが 状態の良い機器と成っています。 使用真空管は UY-27 / UX-26B / UX-26B / KX-12F」のオールドなST 合計4本と成っていて、スピーカーはオールドな馬蹄式スピーカーと成っています。 ダイアル操作の方はフロント部の左から「電源スイッチ / メインバリコン /再生バリコン」と成っています。 なお、今回の主なレストア作業に付いては、「安全を考慮して電源コード&スピーカーコードの交換 / 入手当初、電源トランスの一次側コイルが断線してNGな状態だったので、手持ち品としていた状態の良い電源トランス ( H 5V KX-12F / 2,5V UY-27 / 1,5V UX-26B ×2 ) とヒューズホルダーを交換・新設して状態復帰 / 電源ブロックコンデンサーがNGだった為、手持ちとしていたNEWな電解コンデンサー ( 22μF 450V ×310μF 50V ) と交換して状態復帰 / 電源チョークコイルが断線していたので、手持ちの「3KΩ 3W型の抵抗器」と交換して状態復帰 / カップリングコンデンサー等、34個のスモールコンデンサーがNGだった為、これらを交換 / 検波管 UX-26B B電圧が低かったので、100KΩから50KΩの抵抗器に交換して状態復帰 / NEW2,5V用パイロットランプ&1Aヒューズの交換 / パイロットランプ系やUX-26B出力管ヒーター グリッドバイアス系・等にハンダ浮きやハンダ外れが有り、これらを再ハンダ付けして状態復帰 / バリコンのフイン間が接触していたので、これを修復 /バリコン等の各周動部にオイルメンテナンスの実施 / 等・等々」として完動品とした次第です。 シャシー内部もクリーニング済みとした 整備済み完動品、部品構成から見てビンテージと思われるメーカー不明の真空管ラジオは如何でしょうか ・・・。 ちなみに大きさは  39cm / 高さ 24,5cm / 全奥行き 17,5cm、重量 凡そ 4Kg と成っています。 ( 3枚目の写真は、ケースの内外部 そしてシャシーの内外部をチェック&クリーニング後、ウッドケースに収めて写したものと成っています。 ご了承下さい ・・ )
 
 商品発送 ・・・ 振込入金の確認後、当方指定の発送業者「佐川急便・送料無料元払い」として発送致します。
 
 落札代金のお支払 ・・・ 次回の取引メールで 当方指定の振込金融機関・等をお知らせ致します。    
 
・・ ( 8 ) 最後に、運営持続が終末下の為 同業者商品のアラ探し、そしてケチを付ける事が本業に成り下がった【 ラジオ工房 】からの質問と入札は固くお断り致します ( アラ探し、そしてケチを付ける事に至っては、【 ラジオ工房が退化 】している証です。奢る者は 現状維持 若しくは退化の一途を歩み、常に「99%の努力と1%の閃き ( 発明王 エジソンの言葉 )」が有る者は 日々進化して行きます。 進化の道 退化の道 その選択肢は自由ですが、やがて訪れるであろう その結末は  ラジオ工房 の自己責任 】とすべきでしょう ) ・・
 

 なお 下記には別の表現も有るようです、やれやれ

http://page17.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/v469221405

・・ ( 10 ) 最後に、調子に乗って鼻息荒く得意げに 奢りの精神で同業者商品をアラ探し・ケチ付をしていた【 ラジオ工房 】は、案の定 普段の行いが祟り 自己責任とする終止符を迎え衰退した様です。 
もし、違う形で より良い関係で知り合っていたなら 仲良く共存共栄の道を歩んでいた事でしょう ・・。
 

最後に

誤解のないように追記です。
当方は大量の整備済ラジオを販売しているわけではありません、この方を競合相手と考えているわけでもありません。
ちなみにここ数年 1台もラジオは販売していません。
真空管ラジオは未整備ですが 少なくとも500台はあります。
この方から購入するほど物好きではありません。

さらに欠陥を指摘して 下記仕事が減ると言うデメリットさえ有るのです。
実は この記述で この方から買ったラジオの修理依頼が来なくなったのです。
そういう意味では仕事が減ったのですが・・。
そんなことより ラジオを趣味とする人に悲しい思いをさせたくない気持ちのほうが強いです。
騙して 販売してはいけません。




2015年7月30日
2015年8月1日
2015年8月2日:260
2015年8月3日
2015年8月9日:568 電源付近の回路と説明を追加。
2015年8月11日:617 出品説明文を入手したので 追記。
2016年9月10日:2,746 追記
2016年9月23日:3,543






真空管ラジオ





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