受信用真空管応用回路 6ZP1 (12ZP1 3YP1)

下記の資料は6ZP1であるが、アメリカに多い6AK6 6G6Gも同じ回路で使える。
昭和14年頃マツダがトランスレス用真空管を発表したうちの出力管が12Z-P1で、
この球のヒーターを6Vにしたものが6Z-P1で、戦後のラジオに沢山使われた。
なお12Z-P1は6G6Gのヒーター電力を増加し、12Vとしたものと思われる。
6Z-P1は12Z-P1に比べさらにヒーター電力を増加させてある。
(ヒーター電力 6G6G 0.95W  12Z-P1 1.8W    6ZP1 2.2W)
これは発売当時(昭和20年代前半)の電力事情や材料の劣悪さも原因と思われる。

ヒーター規格6G6G 6.3V 0.15Aに対し6ZP1 6.3V 0.35A 他の規格はほとんど同じ。
なお日本規格の球の表記は正規には3桁目に-が入る。
面倒なのでこの応用回路での記載は省略してあります。

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無線と実験 1,948年4月号
6ZP1を2.5Vにした3YP1の話です。
なお 47Bの代わりは33(ヒラメント電圧2V)に各端子にそれぞれ1Ωの抵抗を入れ 2.5V化して使うほうが実用的です。
現在では33の方が意外と入手しやすいです。

47Bそのものが33のヒラメント電圧と電流を増加して 他の規格は相似形で作られているので、
ヒラメント電圧さえ 合わせてやれば こちらの方が断然良好です。
特に12Fなど直熱整流管と相性が良いです。



2002年12月4日
2002年12月9日
2004年3月2日一部修正。
2004年7月30日

2006年7月17日リンク修正
2014年8月28日:カウンタ^追加 3YP1の記載追加。
radiokobo-all






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2006年8月13日よりカウント

2006年11月28日amazonのリンクを追加。

書名
お奨めの理由 読み物としても楽しいです。
初心者向き。
復刻版は未確認ですが、
原本は誤植が多かったです。
真空管の歴史が判ります。 ラジオ修理に役立ちます。
戦後生まれの真空管が主。
真空管の歴史がわかります。
お奨めします。
真空管ラジオ愛好者にお奨め。
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